造血幹細胞管理
造血幹細胞移植と検査室の関わり
当院では、血液疾患患者に対して造血幹細胞移植を多数行っています。
検査室では、血液内科医と連携を取りながら、造血幹細胞移植に伴う様々な検査や細胞調整・保管業務を行っています。
造血幹細胞移植とは
造血幹細胞移植は、血液細胞を作るもととなる造血幹細胞と呼ばれるものを移植することをさします。
これにはおおまかに「誰から」「どんな」造血幹細胞をもらうかで分類することができます。
「誰から」については
1.自分から(自家とよびます)
2.他人から(同種とよびます)
「どんな」については
A.骨髄から
B.さい帯血から
C.末梢血から
上記のように分けられるので、たとえば「他人の骨髄から」であれば「同種骨髄移植」と言います。
中にはほとんどありえない組み合わせもあります。(自分のさい帯血など)
これらの組み合わせは血液内科医が患者さんに対する最良の選択を行い、造血幹細胞移植が行われます。

業務内容
・造血幹細胞のマーカーであるCD34と呼ばれる抗原の陽性細胞数をフローサイトメーターで測定しています。
・末梢血幹細胞の濃度調整・凍結保管・解凍作業と管理を行っています。
・骨髄移植の際の血漿除去や凍結作業を行っています。
管理体制
当検査室には液体窒素の充填されたタンクが2基あり、その中に造血幹細胞を凍結保管しています。
液体窒素タンクには24時間温度管理されたアラームが設置されており、緊急事態が発生した際にも対応できる体制を整えています。
また、細胞治療認定管理士が1名在籍しており、造血幹細胞の取り扱いに熟知したスタッフが保管管理業務を行っています。

