消化器外科
診療内容
消化器外科は、外科の一部として診療を行っています。患者さんにとって「最適な医療を行う」をモットーに安全で適切な外科治療の提供を行っています。
主な疾患
消化器外科は、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、胆管、膵臓などに関わる病気が対象です。例えば、急性虫垂炎、鼡径ヘルニア、胆石症、腸閉塞、腹膜炎などの良性の疾患や、消化器領域の癌、肉腫、間質性腫瘍であるGIST(良性もある)などの悪性の疾患が主な疾患の対象となります。また、小腸や大腸に起きる炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の内科的治療で良くならない場合などでも外科治療を行います。
診療内容と診療している疾患について
消化器外科では、消化器疾患専門の外科医たちが治療方針を決め、患者さんに治療方法をご提案します。手術は患者さんの体への負担が少なくなるような、腹腔鏡手術やロボット支援手術(da Vinci system)を積極的に行っています。腹腔鏡手術は1-2㎝程度の傷をつけて、腹腔鏡というカメラをおなかの中に入れて行います。そして、何カ所か別の穴をあけてそこから操作を行う手術方法です。当科は、内視鏡外科手術の経験が多く、専門の医師たち多くが在籍しています。また、従来通りの開腹手術も行っています。患者さんの安全を第一に選択し、根治を目指した手術治療を行っていきます。そして、癌や肉腫などの悪性疾患では、手術の前後に化学療法(抗癌剤治療)や、放射線治療など病気の状態に応じて集学的な治療を検討し、手術と組み合わせながら治療を行っています。
手術実績
手術件数
年度 |
2023年 |
2022年 |
2021年 |
2020年 |
2019年 |
2018年 |
2017年 |
2016年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全手術件数 |
1273 |
1215 |
1318 |
1343 |
1205 |
1241 |
1315 |
1182 |
全身麻酔による手術件数 |
226 |
223 |
292 |
236 |
236 |
256 |
269 |
288 |
2023年度全身麻酔による手術実績
手術部位 |
件数 |
---|---|
胃 |
12 |
肝胆膵 |
52 |
腸(イレウス含む) |
57 |
虫垂 |
20 |
ヘルニア |
38 |
副甲状腺 |
2 |
バスキュラーアクセス |
23 |
その他 |
35 |
合計 |
239 |
※1度の手術で複数部位の手術を行う場合があるので、上記手術件数とは合計が異なります。
内視鏡外科手術件数
年度 |
2023年 |
2022年 |
2021年 |
2020年 |
2019年 |
2018年 |
2017年 |
2016年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全手術件数 |
128 |
136 |
185 |
167 |
167 |
156 |
168 |
200 |
胆のう |
37 |
21 |
55 |
36 |
56 |
47 |
36 |
55 |
大腸 |
41 |
61 |
64 |
78 |
69 |
57 |
46 |
70 |
胃 |
8 |
2 |
1 |
3 |
4 |
7 |
14 |
7 |
脾臓 |
1 |
0 |
3 |
0 |
3 |
0 |
4 |
4 |
虫垂 |
20 |
23 |
35 |
32 |
16 |
18 |
29 |
20 |
ヘルニア |
20 |
24 |
24 |
16 |
18 |
25 |
31 |
32 |
肝臓 |
0 |
3 |
0 |
2 |
0 |
1 |
3 |
9 |
その他 |
2 |
5 |
3 |
0 |
1 |
1 |
5 |
3 |
医師紹介
米川 元樹
卒業年 |
昭和46年 |
---|---|
役職 |
北楡会理事長 |
専門分野 |
消化器外科、胸部外科、アフェレシス治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会認定医、日本消化器外科学会指導医・認定医、日本消化器病学会指導医・専門医、日本透析医学会指導医・専門医、日本アフェレシス学会認定専門医 |
目黒 順一
卒業年 |
昭和49年 |
---|---|
役職 |
院長 |
専門分野 |
消化器外科、肝臓外科、アフェレシス治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会認定医、日本消化器外科学会指導医・認定医、日本医師会認定産業医、基幹型臨床研修病院指導責任者 |
服部 優宏
卒業年 |
平成5年 |
---|---|
役職 |
副院長 |
専門分野 |
消化器外科、一般外科、透析治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会専門医、日本透析医学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本がん治療認定機構認定医、検診マンモグラフィ読影認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、da Vinci Surgical System Certificate 取得、日本緩和医療学会認定医 |
小野寺 一彦
卒業年 |
昭和56年 |
---|---|
役職 |
部長 |
専門分野 |
消化器外科、アフェレシス治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会認定医・消化器がん外科治療認定医、日本透析医学会専門医、基幹型臨床研修病院指導責任者、日本医師会認定産業医 |
堀江 卓
卒業年 |
昭和58年 |
---|---|
役職 |
部長 |
専門分野 |
消化器外科、アフェレシス治療 |
資格・認定医など |
髙橋 宏明
卒業年 |
昭和60年 |
---|---|
役職 |
部長 |
専門分野 |
消化器外科、一般外科、透析治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会指導医・専門医・認定医、消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会指導医・専門医、日本がん治療認定機構認定医、日本医師会認定産業医 |
後藤 順一
卒業年 |
平成9年 |
---|---|
役職 |
部長・人工臓器治療センター長 |
専門分野 |
消化器外科、内視鏡外科、透析治療 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医・認定医、日本消化器外科学会指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会指導医・専門医、日本透析医学会透析指導医・専門医・VA血管内治療認定医、日本がん治療認定機構認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、da Vinci Surgical System Certificate 取得、日本透析アクセス医学会VA血管内治療認定医、透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 VAIVT認定専門医 |
熱田 義顕
卒業年 |
平成6年 |
---|---|
役職 |
部長・バスキュラーアクセスセンター長 |
専門分野 |
血管外科 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医、3学会構成心臓血管外科専門医認定機構専門医・修練指導医、日本脈管学会認定脈管指導医・専門医、日本血管外科学会認定血管内治療医、腹部ステントグラフト指導医、胸部ステントグラフト指導医 |
谷山 宣之
卒業年 |
平成10年 |
---|---|
役職 |
部長・バスキュラーアクセス副センター長 |
専門分野 |
循環器内科、人工透析、バスキュラーアクセス |
資格・認定医など |
日本透析医学会専門医・VA血管内治療認定医、日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医、透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 VAIVT認定専門医・VAIVT血管内治療医 |
佐藤 正法
卒業年 |
平成14年 |
---|---|
役職 |
部長 |
専門分野 |
一般外科・消化器外科 |
資格・認定医など |
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、da Vinci Surgical System Certificate 取得 |
北 健吾
卒業年 |
平成15年 |
---|---|
役職 |
部長 |
専門分野 |
消化器外科 |
資格・認定医など |
日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医 |
太田 拓児
卒業年 |
平成24年 |
---|---|
役職 |
医長 |
専門分野 |
消化器外科 |
資格・認定医など |
日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本消化器がん外科治療認定医、日本消化器病学会専門医 |
松本 嶺
卒業年 |
平成28年 |
---|---|
役職 |
医員 |
専門分野 |
血管外科 |
資格・認定医など |
日本外科学会専門医、腹部ステントグラフト実施医、下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による実施医、弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター |
珍田 純子
卒業年 |
平成13年 |
---|---|
役職 |
非常勤医師 |
専門分野 |
腎臓内科 |
資格・認定医など |
日本腎臓学会専門医、日本透析医学会専門医、日本内科学会総合内科専門医 |
データベース事業
当科は、一般社団法人National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指すプロジェクトです。この法人における事業を通じて、患者さんにより適切な医療を提供するための医師の適正配置が検討できるだけでなく、当科が患者さんに最善の医療を提供するための参考となる情報を得ることができます。何卒趣旨をご理解の上、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
なお、データを登録されたくない場合は、登録を拒否していただくことができます。当科スタッフへお伝えください。
詳しくはこちらをご覧ください。
一般社団法人National Clinical Database(NCD)ホームページ(http://www.ncd.or.jp/)