社会医療法人北楡会 札幌北楡病院

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外来のご案内

Outpatient

フットケア外来

紹介

病院で行うフットケアとは、足の健康を維持することや異常を早期発見・対処するなど予防や治療を目的とするものです。対象は糖尿病足病変を中心に、医師にフットケア専任看護師のケアおよび指導が必要であると診断された患者さんです。足のことでお困りの方は、医師の診察を受けた後、フットケア外来を受診することができます。外来では、フットケア専任看護師が、足に異常がないかを評価し、タコ(胼胝)・ウオノメ(鶏眼)など重症化する恐れがあるものを早期に除去します。初回は足の異常を発見するために、簡単な検査を行うなどして足を評価します。異常が見られた場合には、原因・誘因となるものを患者さんとともに考え、ご自分で足を守るための足の観察の仕方や、日常生活の中でのケアの方法、靴選びの方法などをアドバイスします。

フットケアの重要性

下肢・足部は色々な原因で血流が悪くなり、皮膚や足指が壊疽に陥ることがあります。原因としては糖尿病のほかに、末梢性動脈閉塞症(PAD)と閉塞性動脈硬化症(ASO)があります。適切な治療を行わないで悪化すると切断になる可能性もある病気ですが、認知が進んでいない現状があります。「2016年国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が疑われる成人の推計が1000万人に上り、推計を始めた1997年から右肩上がりの結果となっています。足に潰瘍、変形、皮膚疾患を認める糖尿病患者さんが増えている中、糖尿病患者さんの足を守るために、予防的フットケアが重要となっています。

糖尿病合併症と足病変

糖尿病の合併症には、末梢神経障害、腎障害、網膜障害の3つの合併症が挙げられます。糖尿病足病変とは、血管障害・外傷・感染症が複雑に組み合わされ、神経障害による知覚鈍麻も誘因となり、潰瘍や壊疽を引き起こしやすい状態となります。神経障害があると、小さい傷などが慢性的な潰瘍を引き起こす可能性が高くなります。
 感覚の低下や足の変形などは足に負担をかけ、結果として足にタコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)などが形成されます。タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)は皮膚の深い部分を圧迫し、深い傷となってしまいます。通常であれば強い痛みで傷に気付きますが、神経障害のある場合は気付かず、感染や壊疽など重症な傷になる場合があります。

フットケアへの取り組み

当院では、足病変の予防と早期発見・早期治療に努め、外科・内科・整形外科およびフットケア担当看護師が、互いに協力し合い下肢救済に取り組んでおります。フットケア外来では、フットケア専任看護師3名が担当しています。透析室にはフットケア専任看護師が4名配属されており、透析中でもフットケアを受けられる体制を整えています。外来や透析室ではフットケアチェック表で評価し、症状のある患者さんに対して、医師、理学療法士、看護師、フットケア専任看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師と相談の上、リハビリ室では人工炭酸浴泉、近赤(紫)外線治療、トレッドミルによる運動療法、外来や透析室ではタコ(胼胝)や深爪、潰瘍などの処置と患者さんへのアドバイスを行っております。

ケア前

(ケア前)



ケア後

(ケア後)

フットケア外来日【毎週水曜日午後】

毎週水曜日 午後 (完全予約制で1人30~45分)

(1)13:30~14:15

(2)14:15~15:00

(3)15:00~15:45

(4)15:45~16:30

予約方法

当院に通院中でフットケア外来の受診を希望される方は、主治医に「フットケア外来受診希望」の旨を伝え、医師の診察を受けてからご予約ください。フットケア外来を初めて受診される方は、外科医の診察が必要となります。予約専用ダイヤルから外科外来へご予約ください。フットケア外来を受診したことがある方は、予約専用ダイヤルからご予約ください。

予約専用ダイヤル

011-865-0201  (午前9:00~12:00 午後13:30~16:00)

透析室でのフットケア

フットケア専任看護師が4名おります。透析を受けている方の中には、糖尿病や閉塞性動脈硬化症(ASO)の診断を受けている方もいます。透析中にフットか外来で行うのと同様に足を評価し、タコ(胼胝)やウオノメ(鶏眼)などを除去します。