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「手足がしびれる、指先が冷たい感じがする、痛みがある」 |
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これらの症状は、動脈硬化や糖尿病の悪化などよる手足の血行障害が疑われます。
手足への血液の流れが悪くなると皮膚の色が悪く、潰瘍になったりしますが、細胞が死んでしまうと黒く変色してしまいます。この場合は残念ながら手術して変色した部分をとり除かないと敗血症などに進んでしまいます。
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「なんとか大切な手足を失わない方法はないだろうか?」 |
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解決方法の一つとして、私達は血管の中に流れている末梢血幹細胞をとり出し、これらの細胞を手足に注射して、新しい血管をつくる再生治療を試みています。
ここでいう骨髄細胞の採取方法は、健康な方には問題がない比較的安全な操作です。しかし、重い動脈硬化症や糖尿病の悪化による血管障害などがある患者さんにとっては、比較的安全な操作といっても大きな負担になることがあります。
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「なんとか身体に負担なく、骨髄細胞をとり出すことができないだろうか?」 |
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私達は、血液の中のCD34陽性細胞という末梢血幹細胞を特殊な機械を使って分離する「末梢血採取法」という方法を試みています(写真)。
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「末梢血採取法」による再生治療の方法をお話しします。 |
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この治療を行う前に、この治療によって患者さんの身体に新しい問題が起きないかどうかを検査します。とくに、心臓の病気や脳の病気には注意が必要です。
次に、血液の中の白血球という細胞を増やす薬を4日間ほど注射します。これは、血液の中の末梢血幹細胞を採取しやすくするためです。4日後、CD34陽性細胞の採取を特殊な機械を使って分離するのです。この操作は3時間くらいかかります。
採取するのは50〜60 mlくらいのわずかの量です。この中にはCD34陽性細胞が約1000万個もあります。この細胞を手術室で血行障害のある部分にまんべんなく少しずつ注射していきます。何カ所も注射するので、痛みが感じないように麻酔をしますから安心して下さい。
このあと定期的に検査して、治療効果があったかどうか検討します。 |
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実 績 |
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当院では今まで115人の患者さんにこの治療を試みました。
そのうち81人は、血液透析をしているじん臓障害をお持ちの方です。115人のうち33人の方は痛みや冷感がなくなったり、その部分が栄養不足のために出来てしまった潰瘍が改善したりしました。
写真は、治療の前後の皮膚温度の変化です。血液が足のゆび先まで行くようになり、体温が高くなったことが分かります(足のゆび先の緑や青い部分は温度が低い)。足の脈も触れるようになり潰瘍が消失し、症状が改善された患者さんの例です。定期的な検査をしていますが、効果は1年後も継続しています。
今後は、身体に負担なく、より効果のある治療をするにはどうしたら良いのか、さらに研究を重ねているところです。
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治療前 |
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治療後 |
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血管再生治療に関する詳しいことは外科外来011−865−0111(内:1133)までお問い合わせください。
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外科部長 堀江 卓 |