| はじめに |
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このページをご覧いただいているのは、前立腺ガンと診断され、現在、ガン治療を受けられている患者さん、そのご家族、あるいは知人の方だと思われます。
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前立腺ガンのガン治療は、手術、内分泌療法、抗ガン剤、放射線治療が中心になりますが、最近では新しいガン治療法として注目されている放射線治療(小線源療法)、ガン樹状細胞療法、温熱療法、前立腺凍結療法、あるいは新規抗ガン剤治療薬(タキサン系薬剤など)、さらにそれらを組み合わせた併用療法も次々と実施されるようになってきています。
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| 手術 |
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根治的前立腺全摘術:恥骨後式・恥骨前式・経会陰式・腹腔鏡下・小切開法・神経血管側温存、膀胱前立腺全摘除、骨盤内臓全摘除、TUR-P、その他 |
| 内分泌療法 |
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ホルモン剤:エストロゲン剤、ステロイド性抗アンドロゲン剤、非ステロイド性抗アンドロゲン剤、LHRHアゴニスト、その他 |
| 抗ガン剤 |
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シスプラチン、ペプロマイシン、イフォアファミド、テガフールウラシル、エストラムチン、その他 |
| 放射線治療 |
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密閉小線源・サイクロトロン・マイクロトロン・ベータトロン・リニアック・コバルトなど |
| 併用療法 |
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上記治療の組み合わせ |
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多くの患者さんが、手術、内分泌療法、抗ガン剤、放射線治療などの標準治療でガンを克服されていますが、一方、標準治療だけでは太刀打ちできない、たちの悪い前立腺ガンが多いこともまた事実です。
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前立腺ガンが、ガン樹状細胞療法と相性が良いのをご存知でしょうか?
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札幌北楡病院では、標準治療に最新世代のガン免疫療法を加えることにより、標準治療だけでは困難な前立腺ガンの克服を目指しています。ガン免疫療法には、第一世代のBRM療法、第二世代のサイトカイン療法、細胞を治療に応用した第三世代のガン免疫療法(NK細胞療法や活性化リンパ球療法などの非特異的免疫細胞療法)、そして第四世代のガン免疫療法であるガン標的免疫療法(ガン樹状細胞療法をはじめとする特異的免疫療法など)があります。
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このようにさまざまなガン免疫療法が存在しますが、前立腺ガンに対しては、最新世代のガン免疫療法であるガン樹状細胞療法が臨床的に有益であることが、国内外のガン治療研究(アメリカのNorthwest Hospital、University of California San Francisco、Stanford University、イギリスのQueen Elizabeth Hospitalなど)で明らかになっています。
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当院では、日本で初めて自分のガン組織を利用したガン樹状細胞療法の臨床研究が行われた国立大学研究所の治療技術ノウハウを導入し、それをさらに改良して国内で最先端のガン樹状細胞療法を提供できる体制を整えております。
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| 手術、抗ガン剤が困難な前立腺ガンの患者さんに効果を示すガン樹状細胞療法 |
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同研究所で行われた悪性黒色腫(メラノーマ)、甲状腺ガンに対するガン樹状細胞療法の臨床研究では、皮膚、肝臓、腎臓、肺、脳などの全身に転移を認め、手術、抗ガン剤でまったく手に負えなくなった患者さんを対象に行われたにもかかわらず、約3割にガンの縮小や長期にわたって進行が止まった症例を認めています。
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また、2004年に発表されたイギリス・クイーン・エリザベス病院で行われた自己のガン組織を利用したガン樹状細胞療法では、6割弱に前立腺ガンの進行が停止した例を認めております。
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(Pandha H, et al. Dendritic cell immunotherapy for urological cancers using cryopreserved allogeneic tumour lysate-pulsed cells: a phase I/II study. BJU International. 2004, 94: 412-418.) |
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ガン樹状細胞療法の特徴は三つあります。
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1) |
上記のような効果があるにもかかわらず副作用がほとんどない
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手術・放射線療法のように局所だけに抗ガン効果を示すだけでなく、全身に飛び散ったガンに対して効果を示すことができる |
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3) |
患者さんのガンの特徴(顔つき)を体の中の免疫細胞に記憶させ、再発したときも監視・防御させ続ける事ができる(ワクチン効果といいます) |
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標準治療の選択肢がなくなってしまった患者さんや標準治療を希望しない患者さんだけでなく、標準治療に加えて(標準治療と併用することにより)、多様なガン治療を希望される患者さんにとって、ガン樹状細胞療法は、非常に魅力的なガン治療選択肢になるといえます。 |
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札幌北楡病院の前立腺ガンに対するガン治療
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札幌北楡病院では、最新のガン免疫療法、ガン休眠療法、局所のガン治療を併用した独自のガン治療プログラムを提供しております。
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早期の前立腺ガン |
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標準前立腺癌治療+(「癌標的免疫療法(癌樹状細胞療法)」) |
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進行期の前立腺ガン |
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標準前立腺癌治療+(「癌標的免疫療法(癌樹状細胞療法)」+癌休眠療法) |
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標準前立腺癌治療による手段がなくなった場合 |
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ガン標的免疫療法(癌樹状細胞療法)+癌休眠療法+局所の癌治療 |
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局所のガン治療でガンを縮小させ、ガン樹状細胞療法とガン休眠療法で、体内に飛び散ったガン細胞をたたきます。 |
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札幌北楡病院のガン治療をお知りになりたい方は、紹介状と医療情報(血液検査、画像検査)を持参の上、当院の免疫細胞療法医療相談にお越しいただければ、より詳細な情報が得られると思いますので、是非ご相談下さい。 |
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| 海外における前立腺ガンの最先端ガン治療動向 |
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海外では、日本では使用できない新しい抗癌剤も数多く利用することが可能です。札幌北楡病院では、世界で最も新しい癌治療の情報が発表されるといわれる、アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO:American Society of Clinical Oncology)をはじめとして、最新の癌治療情報を収集しています。
未承認薬についてお知りになりたい患者さんまたはご家族の方もお気兼ねなく当院にご相談ください。
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<海外関連情報> |
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~米国デンドレオン社の前立腺がんワクチンと当社の樹状細胞ワクチン療法について~
すでに一部で報道されておりますように、FDA(米国食品医薬局)は、2010年4月29日(米国時間)、米国デンドレオン社(Dendreon Corporation)が開発した前立腺がん治療用ワクチン「Provenge(プロベンジ)」(一般名:sipuleucel-T)を承認いたしました。これは、FDAが、自己の細胞を用いた免疫療法を承認した初めての事例となります。
「Provenge」は、患者の血液から取り出された末梢血単核球(樹状細胞の前駆細胞を含む細胞群です。)を処理することによって製造されるワクチンです。このワクチンは抗原提示細胞(APC)、T細胞、B細胞、NK細胞等を含みますが、「Provenge」を製造する際に、前立腺がん抗原(PAP)とサイトカイン(GM-CSF、抗原提示細胞に結合し活性化するタンパク質)の融合タンパク質が使用されるため、抗原提示細胞(APC)が「Provenge」の主たる成分となります。この抗原提示細胞(APC)が、前立腺がん抗原(PAP)を持つ前立腺がん細胞を攻撃できるT細胞等の免疫細胞を患者の体内で誘導し、前立腺がんを攻撃します。
このような「Provenge」と比較して、当院の樹状細胞ワクチン療法をまとめますと次の点が挙げられます。
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培養過程においては、患者の血液から末梢血単核球を取り出す点は同様ですが、これを純化し、抗原提示細胞の中でももっとも抗原提示能の高いといわれている樹状細胞へとさらに誘導する点、そして、米国癌研究会議(AACR)の学会誌であるClinical Cancer Research誌において、75種類のがん抗原の中でがんワクチンに用いるための抗原としての優先順位第1位に選出されたがん抗原である、WT1由来のペプチドを樹状細胞に取り込ませる点が、「Provenge」と異なります。 |
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樹状細胞の純度についても、デンドレオン社の樹状細胞の純度が、11.2%程度と報告されている※1のに対して、当社の樹状細胞の純度は、80%以上であること※2が確認されております。 |
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技術の汎用性という観点から見ると、前立腺がん抗原(PAP)は、前立腺がんのみに特徴的ながん抗原である一方、WT1ペプチドは、ほとんどすべてのがん腫に発現するため、当社の樹状細胞ワクチン療法は、「Provenge」と異なり、前立腺がんに限られず多くのがんに利用できることに相違があります。 |
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当院は、当院の樹状細胞ワクチン療法が、上記のような点において「Provenge」と異なることは、当社の樹状細胞ワクチン療法の技術的優位性を示すものであると理解しています。今回のFDAによる「Provenge」の承認が、樹状細胞ワクチン療法の日本国内における更なる普及の追い風となると思っています。
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※1 J Clin Oncol 18:3894, 2000
※2 患者の体の状態によって異なります
「Provenge」は、米国デンドレオン社の登録商標です。 |
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前立腺ガンのガン治療情報 1 |
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前立腺ガンに免疫賦活GM-CSFとサリドマイド(サロミド)
GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)と抗癌剤のサリドマイドThalidomide(商品名:サロミドThalomid)との組み合わせが、抗ホルモン治療を施していない前立腺癌患者の治療に有効と示唆される結果が出た。第2相臨床試験結果がヒューストンのメソジスト病院リサーチインスティチュートから発表された。
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GM-CSF(顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)と抗癌剤のサリドマイドThalidomide(商品名:サロミドThalomid)との組み合わせが、抗ホルモン治療を施していない前立腺癌患者の治療に有効と示唆される結果が出た。第2相臨床試験結果がヒューストンのメソジスト病院リサーチインスティチュートから発表された。
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GM-CSFは免疫機能を刺激するため、さまざまな癌に研究されてきた。またサリドマイド(サロミド)も癌細胞の血管新生を阻害するほか免疫機能も高める作用を持つ。試験では、7人が前立腺前摘出術、6人が放射線治療、5人がその両方の癌治療を受けていたが、だれもホルモン除去治療を受けていなかった。
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被験者らは3週間毎週GM-CSFと、毎日就寝前にサリドマイド(サロミド)を服用した。サリドマイド(サロミド)は許容できる最高用量を服用、6週間のインターバルの時点で前立腺癌のマーカーであるPSA値を測定した。すべての被験者で26%以上PSA値が下がった。奏効率中央値は59%だった。副作用はほぼグレード1 - 2であったが、1名は深部静脈血栓症と肺塞栓を発症した。
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(2005 米国癌学会・米国国立癌研究所・欧州癌研究治療機関合同会議「AACR-NCI-EORTC」 Abstract A49)
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前立腺ガンのガン治療情報 2 |
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前立腺ガンの放射線治療/ガンワクチン併用療法
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米国国立癌研究所(NCI)によると、放射線治療/癌ワクチンを併用した癌治療の第2相試験の結果、一部の前立腺癌患者において癌細胞に対する免疫反応を高めることがわかった。併用治療患者17人中13人が、免疫細胞が3倍以上増加した。
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放射線治療のみの患者では、癌細胞に対する免疫が上がったと認められたのは8人であった。
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この目的は、ワクチンによって活性化された免疫細胞が癌を殺す際、攻撃しやすいように放射線が癌細胞を変換するという前臨床研究と、マウスの実験で、局所放射線治療/癌ワクチンどちらかのみの癌治療ではほとんど効果がみられなかったのに比較して、併用治療を施したマウスでは癌が縮小し、治癒したという結果に基いている。
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前立腺癌の放射線治療/ホルモン療法の併用は好結果を得られることから、研究者らは癌ワクチンと局所放射線治療も奏効すると仮定している |
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(2005/05/01 米国国立癌研究所「NCI」ニュースリリース) |
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| 最後に |
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上記のように、さまざまなガン治療の情報を知っているかいないかで、患者さんの生活の質(QOL)も異なってくると考えられます。札幌北楡病院は、患者さんとそのご家族が必要な情報を素早く的確に集め、納得のいくガン治療ができるようサポートしていきます。
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